1.売場管理

C-1-1 売場管理(補助)  ・商品陳列
商品陳列とは、商品棚が買上などで欠品となった時に商品を補充し、また乱れていた時にルール通りに並べなおすことを言います。これを怠ると、お客様が買いに来られた商品や(目的買い)、買うつもりはなかったが思わず買ってしまう商品(衝動買い)が売れず、売上に大きく影響します。商品陳列は販売の基本ですので、常に意識して行いましょう。

C-1-1 売場管理(補助)  ・売上/金銭管理

売上管理とは商品を販売するごとにハンディに売上登録をしつつ、レジスターに登録することです。金銭管理とは、レジスターに売上登録をしたときにお客様と金銭の授受を行う処理、及び、その日一日のお店の総売上を集計し、実際に頂いた金額とあっているか確認し、入金をする処理のことです。

具体的には、ハンディの売上登録画面でJANコードをスキャンし、レジスターの「登録」で部門毎に売上金額を入力し金銭を授受し、差額をお釣りとしてお返しします。その時にクレジットカードの売上の場合は「信」ボタン(※1)、商品券・QRコード/電子マネー決済(※2)の売上は「券」ボタンで売上します。一日の終わりに、現金売上、クレジット売上、その他売上(QRコード電子マネー決済・商品券・ポイント等)を集計し、先に前日のお釣りを抜き取り、残金が現金売上と合うか確認します。その後、現金売上を売上袋に入れる、もしくは入金機に入金して終わりです。金額が合わないときは、その原因を必ず突き止め、絶対にわからないままにはしてはいけません。また、クレジットカード売上、ポイントカード売上等の処理は売場のルールに従って正確に覚えてください。

※1「信」とは信用売上の略で、主にクレジット売上を意味します。なぜクレジット売上が「信用」というかですが、まだお金をもらっていないのに、そのお客様を信用して商品をお渡しするので信用売上といいます。では、だれがだれを信用しているかといいますと、昔の食堂などでは「つけ」で飲み食いができたのですが、それはお店がそのお客を信用して後日一括払いで支払をしていたのですが、下町でその人の事を良く知っていたのでできました。現在はそのような、地元の人の事を良く知っていて個人を信用することができないため、現在の信用売上とはJCB・VISA・マスターカードなどのカード会社が個人を信用して決済をします。お店はカード会社を信用して後日一括して売上金を入金してもらい、その代りカード会社が各個人から取り立てを行うという仕組みになっています。

※2QRコード/電子マネー決済はpaypay、d払い、QUICKPAYなど様々ありますが、支払い方法によって大きく分けて二つあります。一つは「前払い式」、もう一つは「後払い式」です。よくチャージ不足で決済できないものがありますが、それが「前払い式」です。店頭で影響があるのは「前払い式」決済手段で残高不足の場合などがあります。T&Yでは決済はできますがチャージはできないことも覚えておいてください。

C-1-1 売場管理(補助)  ・防犯 防災

防犯とは、金銭の管理や商品の盗難などが発生する危険性があることを常に意識し、金銭をむやみに放置しないことやレジのカギは常に「停止」に回しておき売上時のみ「登録」にするなど、細かい動作の積み重ねが肝心です。また、フロアが空いていても自店が閉まる店の場合は鍵締めやネットで厳重に閉めるなど、ルール通りにきちんと行ってください。

防災とは、地震や火事などの災害が起こった際に、速やかにお客様を避難経路に誘導し、自分も速やかに退避できるよう、入店する施設の防災計画をきちんとと理解してください。

T&Yとしてはセコムもしくは自社で防犯カメラを導入(予定)しており、従業員の皆様の防犯・防災に努めております。

C-2-1 売場管理実務   ・ディスプレイ

ディスプレイとは、店頭でお客様の衝動買いを誘発するものや、目的買いのお客様にその商品がどこにあるか速やかに伝える情報伝達手段の一つです。ディスプレイの良し悪しで売り上げに大きく影響が出ますのでこまめに変えるように努力しましょう。

ディスプレイはVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の一つで主に

VP(Visual Presentation):ショップイメージを作る場

重点商品やテーマなどをトータルで表現します。場所はショーウィンドウなどです。

IP(Item Presentation):商品を陳列する場

商品特性(アイテム、デザイン、カラーなど)で分類して見せます。場所は棚、ハンガーラックなどです。

PP(Point of Sales Presentation):それぞれのコーナーの顔を作る場

IPの中の代表する商品を強調して見せます。場所はコーナー横トルソー、テーブルや棚の上などです。

の3つがあります。

どうしてこのように分類してディスプレイする必要があるかというと、それはお客様が買い物をする時の心理変化と関係しています。一定の心理変化とはAIDMAの法則と言われ、

Attention(注意) ⇒ Interest(関心) ⇒ Desire(欲求) ⇒ Memory(記憶) ⇒ Action(行動)

という順序で購入に移ることから、それに従うようにディスプレイしてお客様を誘導していきます。

C-2-1 売場管理実務   ・商品陳列

商品陳列企画とは、一定のルールに従って統一感のある雰囲気にするための企画です。主にIPに用います。

C-2-1 売場管理実務   ・売場の3S(整理・整頓・清掃)

売場の整理・整頓・清掃とは、お客様をお迎えする売場をきれいに保ち、入りやすく、見やすく、買いやすい状態に保つことです。

商品棚はもちろん、店頭ディスプレイやレジ回り、レジ下、ストックルームに至るまでお客様の目につきにくいところまでもきちんと整理整頓清掃をすることにより、お客様に、まれに見えてしまっても、商品がちゃんと管理されているとお客様も気持ちがいいですし、従業員同士も気持ちよく仕事ができます。

自分がお客様だと仮定して以下の状況を想像してみてください。

ケース1
色違いの商品を探してもらったらちらっとストックルームが見えてしまい、店員が地べたに山積みになった商品をかき分けて探している中から取り出した商品を渡されたとき。

ケース2
綺麗なディスプレイを近づいてよく見たら埃が被っていたとき。

ケース3
レジに商品をもっていったらレジ回りが乱雑で脇にがさっとよけられ、なおかつ、もたもたして待たされたとき。

整理・整頓は販売だけの基本ではなく社会人としても基本でもありますので常に意識して行いましょう。
※日々の整理整頓清掃ワークフローを添付します。

C-2-1 売場管理実務   ・売場の問題把握と解決

どんな仕事でも売場でも完璧な状態の場所はありません。常に自分の所属する場所がよりよくなるために、自分の立場からどうすればよくなるか、問題点を探し出してみましょう。そして、その問題点はなぜ起こるのか、原因を5回深堀りしてみましょう。

例)上履きを買いに来たが在庫が無かった

第一ステップ  急いで他店から取り寄せ(やっつけ仕事)

第二ステップ  在庫があればよかったのに(何が問題だったか発見)

第三ステップ  今不足している在庫を急いで発注しなきゃ(とりあえず同じミスをしないように)

第四ステップ  よく出る学校は多く、あまり来ない学校は少なめにすれば在庫を持ちすぎず、売り逃しも防げるぞ(どうすれば一番いいのかな?)

第五ステップ  一つ売れたら一つ補充しておけば常に一定の在庫があるので安心だ。(この後も継続して焦らず効率よくしたい)

焦ることがあれば、それを焦らなくて済むように、常に楽になるように考え続けよう。そして小さなことでもどんどん店長や上の人に相談しよう。

 

C-2-1-2 売場管理実務  開店・閉店締め作業(店舗管理アプリ)

<店舗管理アプリ>

 

<月初> 
当月の月報を作成
【部門】に自店舗、【開始日】と【月初残高】に前月末の売上金未入金残高を入力し、【保存】すると当月の月報が作成される

 

<日常業務>
開店
【日付】を確認し(その日の日付が表示される)、【担当】を入力した後、レジ金を数え、前日と同じか確認し、【朝釣銭】に金額を入力し、【保存】すると当日の日報が作成される

※作成された日報は当月月報の下に表示されるが、5件までしか表示されないので6日目以降はその下の【ビュー】をタップするとすべて表示される

閉店
レジ清算したら下の画面から当日のデータをタップして日報入力画面を表示する


【売上登録】をタップ

【決済手段】をタップし 現金、 クレジット(信売上)、 paypay等QRコード決済種別(券売上) のいずれかを選択し、それぞれの金額を入力する



券売上(paypay等QRコード決済)のみ、合算した金額が表示される。清算レシートの現金、商品券(券)、信 のそれぞれの売上と入力結果があっているか確認する
それぞれの売上の合計が【売上計】に表示されるので、清算レシートの総売と照合する

【夜釣銭登録】をタップし

釣銭を登録して保存する

当日に、ATMなどへ売上金の入金をした場合は【売上入金登録】をタップし

入金した金額を入力する

店頭にある 釣銭 と 売上のATM等への未入金売上の合計が現金総額と一致していることを確認する

右下の赤丸のボタンをタップし

清算レシートの【清算番号】を入力し、清算レシートの写真を撮って【保存】をして完了となります

<月末> 
当月の月報を【月報翌月繰越】をタップして当月の月報を締めてください。